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特殊清掃とハウスクリーニング・どこが違う?
2026.05.12

特殊清掃とハウスクリーニング。どちらも専門の業者が提供しているサービスです。しかし、その内容には大きな違いがあります。字面を見れば一目瞭然ではありますが、特殊清掃はとても特殊な技術を使う清掃作業で、とても特殊な状況のときに必要な清掃です。この記事では特殊清掃とハウスクリーニングの違いについて説明しています。
特殊清掃とハウスクリーニング

まず、特殊清掃とハウスクリーニングについてかんたんに説明しておきましょう。どちらも一般の住居で行われることが多いのですが、その作業内容には大きな違いがあります。
特殊清掃
特殊清掃は、事件の現場や事故の現場、ゴミ屋敷など、とても特殊な状況下にある現場の原状回復のために行う作業です。このような場所は、血液や体液、ゴミなどに端を発する汚れや悪臭が完全に染みついてしまっており、一般の方が購入可能な洗剤等を使って作業することは不可能なだけではなく、ハウスクリーニング程度の強度の清掃でも不可能です。非常に強力な薬品や特別な機材を使用して、頑固なシミ汚れや悪臭を恒久的に取り除くのが特殊清掃だと考えてください。
ハウスクリーニング
ハウスクリーニングは、その呼び名の通り、家のクリーニングです。特殊清掃は一般の住居以外でも行われることがありますが、ハウスクリーニングはほぼ一般の住居を対象に行われています。
通常、コンロ、換気扇などのキッチンまわり、お風呂やトイレ、洗面所などの水回り、リビングなどの場所ごとに特化したサービスが行われます。
ハウスクリーニングでは、換気扇やコンロまわりなどの頑固な汚れを取り除くことはできますが、特殊清掃のように血液等を由来とするような汚れ、そして悪臭を取り除くことはできません。ハウスクリーニングはあくまで一般家庭の掃除を入念に行うサービスであり、特殊な状況の家や部屋を元に戻すことはできません。
現在、規模の大小を問わず多くの企業がハウスクリーニングのサービスを提供しています。「ダスキン」のサービスを思い浮かべると、ハウスクリーニングとはどんなものなのか理解しやすいのではないでしょうか。
大きな違い・特殊清掃はやっぱり特殊
特殊清掃はやっぱり特殊な作業です。事件や事故の現場、たとえば、ひとり暮らしの高齢者の孤独死、将来を悲観した人々による自殺、殺人事件、火災、など、非常に希な出来事が起こった場所を元に戻すのが特殊清掃です。くり返しになりますが、ハウスクリーニングでこのような場所を元に戻すことは不可能です。
ゴミ屋敷ではよく孤独死が発生しますが、孤独死が発生していてもいなくても、ゴミ屋敷の環境は劣悪であり、生ごみ等により建材が腐食し、汚れや臭いも強いため、特殊清掃の技術により元の状態に戻すことがあります。
ハウスクリーニングでも消臭作業が行われることはあります。しかし、特殊清掃のときのように徹底的なものではありません。事件や事故の現場で発生する悪臭は、くり返し作業をしても取り除けないことがあるほど強力なので、「オゾン脱臭」などの特殊な作業を行うことがあります。
ハウスクリーニングでは、生活を通して染みついた程度の臭いを取り除く作業しかしません。
作業内容が大きく違えば料金も大きく違う
特殊清掃とハウスクリーニング。作業内容が大きく違えば、料金も大きく違います。なんと言っても特殊清掃では通常は考えられないような特殊な汚れや悪臭を除去するわけですから、作業環境を考えると感染症やケガのリスクが伴います。この辺りのリスクも料金を決めるときに考慮されるため、特殊清掃の料金はハウスクリーニングよりもかなり高くなります。
古くからあるハウスクリーニングと比較的新しい特殊清掃
ハウスクリーニングのサービスは古くからあります。先に触れたダスキンの創業は1960年代ですから、試行錯誤を続けながらすでに60年ぐらいサービスを継続していることになります。
一方、特殊清掃は比較的新しいサービスです。というのも、血液や体液に端を発するような汚れや悪臭を取り除くような特別な技術や機械が、その昔は存在していませんでしたから、それも当然のことです。「特殊清掃業者」という言葉が社会に認知されてきたのも、おそらくここ10年程度のことだと思います。
ただ、特殊清掃という仕事は、主に事件や事故の現場などで作業を行うことから、興味本位で見られてしまうことが多いのも確かです。特殊清掃という仕事が知られるようになった大きな原因として、ワイドショーやテレビの特集の影響があったことも否定できません。
特殊清掃で行われる作業について

それではここからは、特殊清掃で行われる作業について解説します。ハウスクリーニングで行われる作業とは全く異なることを、理解していただけると思います。
消毒
特殊清掃業者は、メインの作業を始めるまえに消毒作業を行います。孤独死などが発生した現場には、病原菌が発生していることもあるため、作業に当たるスタッフの安全を確保するためにこのような作業が行われます。なお、スタッフはゴーグルやマスク等を着用し、完全な防御態勢で作業をします。
汚れの除去
特殊な薬品や機材を使用して血液や体液等に由来する汚れを除去します。事件や事故の現場では、床材だけではなく、壁材や家財など、あらゆる場所に汚れが付着していることがあります。
消臭
事件や事故の現場では、あらゆるものに悪臭が付着してしまいます。この悪臭は、非常に頑固で、時間をかけてくり返し作業をしないと取り除けないこともあります。
害虫等の駆除
事件や事故の現場には、コバエやダニなどの害虫のほか、ネズミなどの動物も発生することがあります。特殊清掃の作業では、これらの駆除も行います。
不用品の処分と遺品整理
事件や事故の現場には、当然のことながら亡くなられた方の持ち物が残されています。こうした現場に残されていた家財の多くは処分することになりますが、貴重品や相続に関する書類等も残されていることがあるので、これらを探す作業も業者が行います。
リフォーム
事件や事故の現場でも、第一の選択肢は特殊清掃と消臭作業での原状回復です。しかし、現場の状況が悪く、これらの作業だけで元に戻すことが難しい場合は、リフォームを行うこともあります。
お困りの方は特殊清掃業者「なごみ屋」へ

ご紹介してきたように、特殊清掃は非常に特殊な状況でのみ必要な清掃作業です。そのため、実際に業者を利用することになる人はそれほど多くはないかもしれません。しかし、少子高齢化社会となった今、孤独死は多くの人々にとって他人事ではなくなってきています。高齢の親御さんがいらっしゃる方は特に、有効な対策を考える必要があるでしょう。
しかし、有効な対策をとっていたとしても、難しい状況に直面してしまうかもしれません。もしもそんな状況におかれてしまったら、業者を利用するしかありません。
「なごみ屋」は、西日本の広範囲でサービスを行っている特殊清掃業者です。お困りの方はぜひご連絡ください。
まとめ

特殊清掃とハウスクリーニングの違いについて紹介しました。皆様にはあまりなじみがないかもしれない特殊清掃ですが、少子高齢化社会となった今の日本では、孤独死等の悲劇を通じて皆様にとって身近になってきていることは確かです。利用しなければそれに越したことはない特殊清掃のサービスですが、この社会に必要なサービスであることを知っていただければ幸いです。
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